手汗で損する人生だった・・・
私は手汗がひどい。
春夏秋冬、朝昼夜関係なく
常に手汗が出ているといっても過言ではない。
つらい。
手汗のひどさはというと、
手の上に紙を置けば、その紙は瞬く間にシナシナになっていく。
私に紙を取り扱わせてはいけない。
・・・つらい。
調べてみると、私と同じような人はかなりいるらしい。
この症状の名前を「多汗症」。
一見、この多汗症は経験がない人にとっては
「ただ汗が出るだけでしょ？」と思われがちかもしれないが、
本人たちにとっては相当つらい。
・・・・つらい。
まず「手足多汗症」の悩み
『その1：人と接触できない。』
わかりやすいのは「握手」だ。
まず握手はできない。
手が常にベトベトなので、十中八九相手に気持ち悪がられる。
私が相手の立場だったら、絶対に自分の手と手をつなぎたくない。
どうしても人と手をつながなくてはいけない時、
相手は気を使ってか、大概何も言ってこない。
しかし、それがまた申し訳なくなり、さらに手汗が噴き出るという悪循環をもたらす。
私の通っていた高校には運動会の時、ダンスがあった。
ダンスの種類はかの有名な「オクラハマミキサー」だ。
普通の人なら、異性（私は男なので、相手は女子だ。）と手をつないで
ダンスを踊れるちょっと嬉しいイベントなのかもしれないが、
私にとってはただの苦行だった。
相手がが当時気になっていた女子なら尚更だ。
私はダンスの相手が交代するたびに、体操服で手を拭き、
心の中で「どうか手汗に気づかないでくれ」と祈っていた。
このままいくと
今はいないが、今後私に恋人のような人できたとしても、
その人と手をつなぐことはできないだろう。
他に例があるとすれば、
「品物やお釣りの受け渡しに気を使う（極力店員さんの手を触りたくない）」
「電車やバスの手すりがつかめない（手汗が付く）」
などだろうか。
・・・・・・・・・・・つらい。
はい次、手足多汗症の悩み
『その２：いちいち手を拭かなくてはならない。』
こんな手汗多汗症の私は、常にタオルを持っている。
しかも、一辺が20センチ程度のただのハンドタオルでは役に立たない。
風呂上がりの髪や手を拭く用のタオル、所謂「フェイスタオル」が必需品である。
このタオルがなければ、私は死ぬ。
酷いときは、このフェイスタオルでさえ
生地に水分を含んでいることがわかるほどの手汗が出る。
今現在、私は一人暮らしだが、
明らかにタオルの洗濯回数が他の人より多いはずである。
そしてフェイスタオルの所持数も一般の成人男性より倍以上は持っていると思う。
まるでタオルやぬいぐるみを手放さない赤ん坊のように
常にタオルを見につけなくては生活に支障をきたすのである。
あと手汗によって引き起こされる悩みは
『その３：触った物が濡れる（滑る）』
シンプルなようでこれが一番つらい。
まず、紙に文字を書く時、
紙とペンを持つ手の間に別の紙やタオルを挟まないとまともに書けない。
私は右利きなので、左から右にものを書くとき
常時湿った紙に文字を書かなくてはいけなくなる。
私の手汗は、趣味でも影響する。
テニスがまともにできない。
私は中学、高校とテニスをやっていたのだが
グリップ（手に持つ部分）がまぁ滑る。
手の中でラケットがグルグル滑り、ドライブ回転だかスライス回転だか
わけわからないボールが明後日の方向に飛んでいく。
酷いときは、サービスの時に手からラケットがすっぽ抜け
ラケットを一本折ってしまったこともある。
（ちなみにテニスのラケットはカーボン製で折れるということはなかなかない。）
ゲームがまともにできない。
常にコントローラーから手を離せないタイプのゲーム
まずスマホゲームは私は諦めた。
手汗のせいで、画面をタッチしても反応しないのだ。
FPSをやったら視点が動かないし、
ゲームをやっているその横にもタオルは欠かさず置いてある。
こんだけ苦しんでいる『手足多汗症』。
私だって何も対策をしていないわけではない。
タオルだってその一つだ。
（というか、私にとって今一番効果的な対策がタオルである。）
多汗症の原因は詳しくはわかっていないらしい。
しかし、汗が関係しているのは確かなので
交感神経などが関連している。
確かに緊張したりすると普段の倍、手汗が噴き出る。
体質が問題なのだろうか・・・
そう思って私は手汗（というより汗全般）に効くとされている食材を調べてみた。
納豆、豆腐、豆乳・・・
もやし、大葉、アボカド・・・
山芋・・・
魚卵、モロヘイヤ、大根の葉、西洋カボチャ、シソ、アーモンド・・・
ブルーベリー、すもも、イチゴ、ブドウ・・・
トマト・・・
まだまだあるがとりあえずこのあたりだ。
他にも食べてはいけない食材（成分）があるらしい。
カフェインやトウガラシのような刺激物はその代表例だ。
とりあえず１年。
これに気を付けて生活してみようと思う。
これでダメだったら最終手段に出るしかない。
手汗は手術で治せる。
これはわたしにとって最後の希望だ。
これで改善されなかったら、私には絶望しかない。
とにかく１年。
食生活に気を付けていきたいと思う。
成果はまた後日。
では。。。。
